主婦100人に聞いた、かさばって困る「保存容器の収納」事情

主婦100人に聞いた、かさばって困る「保存容器の収納」事情

わが家では当たり前。でも他の家ではどうしてるの? そんな「気になるよそん家事情」を解明すべく、主婦100人にアンケートを実施する企画。 残り物や作り置きのおかずを入れるのに便利な保存容器。でも、いつの間にか増えて収納場所がごちゃついている……というお悩みも多いかもしれません。そこで今回は「保存容器の収納方法」についてアンケートを実施しました。

かさばる保存容器をすっきり収納するには?

まずは、保存容器をすっきり片付けるためのコツを、みんなに聞いてみました。

【収納のコツ1】同じブランドでそろえる

保存容器は同じシリーズでそろえて収納
調理ができる保存容器
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最も多かったのが、「同じブランドの保存容器でそろえる」という声。同じブランドなら素材や色が統一できるので、見た目がすっきりして収納もしやすくなります。

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【収納コツ2】ロングセラー商品を選ぶ

「ロングセラー商品でそろえる」ことも、すっきり収納のポイントです。

アンケートでは、「買い足したいと思ったときに同じものが買えず、種類の違う保存容器が混ざってごちゃついてしまった」という声もありました。 いつでも同じものが手に入るロングセラー商品を選べば、すっきりした状態を長くキープできます。

【収納のコツ3】スタッキングできる保存容器を選ぶ

スタッキングできる保存容器を選ぶ

「スタッキングできる保存容器を選ぶ」という人も多く見られました。

「積み重ねできてコンパクトになることが、保存容器選びの条件」という声もあり、 収納スペースが限られたキッチンでも、すっきり片付けられるコツといえそうです。

【収納のコツ4】フタと本体を別々にする

保存容器のフタと本体を別々に収納する

特にサイズの大きな保存容器は、フタをしたままだとどうしても置き場所をとってしまいます。 フタと本体を別々にして重ねて収納することも、すっきり片付けるためのポイントです。

アンケートでは、「フタがとれないタイプの保存容器は買わないようにしている」という声もありました。

【コツ5】むやみに増やさない

保存容器が増える原因としてよくあるのが、実家から手料理を入れて渡されるケース。
「移し替えてその場ですぐに返すようにしている」「返さなくていいと言われたものは処分する」といった声もあり、不要なものを増やさないことが大切なポイントです。

また、定期的に収納場所を見直し、増えたものや使わなくなったものを手放すことも、すっきり収納をキープするコツになります。

保存容器、どこでどんなふうに収納してる?

では、実際にみんなはどこに保存容器を収納しているのでしょうか?
アンケートの結果は、次の通りです。

保存容器の収納場所のアンケート結果のグラフ

一番多かったのは、シンク下やコンロ下の引き出し。「必要な時にすぐ取り出せるから」という理由が多く挙げられました。

次いで多かったのが、食器棚や吊り戸棚。出し入れのしやすさを重視して収納場所を選んでいる様子がうかがえました。

では、その収納場所でどんなふうに収納しているのか?
みんなの声を見ていきましょう。

引き出しの中に、フタと本体を別にして収納

フタと本体を別にして保存容器を収納

▲写真撮影:整理収納アドバイザーまい

「フタを外したほうがたくさん置けるので、本体とフタを別々にして収納しています」(40代・2人暮らし)

「引き出しの収納スペースに高さがないので、本体をスタッキングして、高さが収まるようにしています」(30代・4人暮らし)

たくさん収納できるから、という理由でフタと本体を別々にしている人が多数。スタッキングして高さを抑えることで、浅い引き出しでもうまく収納している様子がうかがえました。

 

「かさばらないよう、フタと本体を別々にして重ねて収納しています。本体は横置き、フタは立てておくと、見やすく省スペースに収納できます」(40代・2人暮らし)

横置き収納と立てる収納を組み合わせた“ミックス型”の収納法も人気。本体のとなりにフタを立てておけば、どのフタがペアなのか迷うこともありません。

引き出しの中に、フタを付けたまま収納

引き出しで保存容器をフタをして収納

「フタをして横置きにして並べています。フタをしておくと、合うフタを探す手間がないし、ワンセットをサッと手に取れるので時短になります」(40代・5人暮らし)

本体にフタをセットしておけば、組み合わせを探す手間がなく、フタだけ行方不明になることもありません。
スタッキングできないガラス製保存容器を使っている人に多い収納方法です。

シンク下に、書類スタンドやケースを使って収納

引き出しで保存容器を外して収納

「タッパーには常備菜を保存することが多いので、料理した後すぐに取り出せるシンク下に収納しています」(30代・2人暮らし)

「シンク下にタッパー入れコーナーを作って、フタと本体をセットに入れています。パックから取り出した野菜を保存することが多いので、調理台のすぐ下のほうが使いやすいです」(30代・3人暮らし)

作った常備菜やカットした野菜を保存するのに、シンク下はとても便利ですよね。
ただ、シンク下は深さがあるため、書類スタンドやケースなどでエリアを区切って収納している人が多いようです。

食器棚の中に、フタ付きのまま収納

食器棚の中に、保存容器をフタ付きのまま収納

「フタと本体をセットにして、食器棚に横置きしています。使いたいときにすぐ手に取れるので便利です」(40代・2人暮らし)

 「タッパーはおかずの残りを入れるために使っているので、食器棚に入れておくと食器と一緒に取り出せて便利だからです」(50代・3人暮らし)

 食器棚は、食器と一緒に取り出して使う場合にベストポジション。また横から見てサイズがひと目でわかるのもメリット。フタ付きで収納しているという声がほとんどでした。

食器棚の中に、本体とフタを別にして収納

「食器棚にあまり収納スペースがないので、本体とフタを分けて重ねて置いています」(30代・2人暮らし)

食器棚でも、スタッキングしたり入れ子にしたりして、場所をとらないように工夫している様子が見られました。
意外にもトレーやケースに入れている人は少なく、扉を開けてすぐに出し入れできる点がメリットになっているようです。

吊り戸棚にケースに入れて収納

保存容器を吊り戸棚の中にケースに入れて収納

「ストッカーに入れて収納しています。目的の容器がすぐに取り出せるよう、用途ごとに分けてます」(40代・2人暮らし)

吊り戸棚では、保存容器をケースやかごに入れて収納しているという声が多くあがっていました。
写真のようなファイルケースを使えば、積み重ねてもくずれにくく、仕分けもできて一石二鳥です。

吊り戸棚に横置きにして収納

吊り戸棚にフタを付けて重ねて収納

「吊り戸棚にフタをした状態で積み重ねて置いています。おかずを詰めるときに次々使うので、フタと本体をワンセットにしてすぐ取れるようにしています」(40代・3人暮らし)

吊り戸棚でも、よく使う保存容器はフタをつけたまま収納しているという声が多くあがっていました。

また「軽いプラスチック製の容器だけを収納している」という人も。万が一地震などで落ちても被害が少ないよう、収納場所を工夫している様子がみられました。

キッチンラックに置いて見せて収納

保存容器をフタ付きのまま棚に並べて収納

「すぐ手が届く棚の上に、フタと本体をセットにして置いています。残った料理をすぐに入れたいので、探す手間がなくて時短になります」(20代・2人暮らし)

頻繁に使う保存容器は、あえて“見せる収納”にするのもおすすめ。棚に置くだけのシンプルな方法なら出し入れもスムーズです。フタをつけておけばホコリも入りにくく、見た目も清潔に保てます。

紙袋にざっくり入れて収納

保存容器を紙袋に入れて収納

「キッチンで収納できる場所が少ないので、紙袋に入れて収納しています。引き出しや戸棚を開けなくてもサッと取り出せて便利です」(20代・2人暮らし)

「お弁当箱の代わりに使ったり、常備菜を入れたりと頻繁に使うので、紙袋に入れて冷蔵庫の横に吊るしています。食器棚にしまっていた時は、タッパーをたくさん使っているときに空いたスペースがもったいなく感じたので、紙袋収納に変えました」(40代・3人暮らし)

紙袋収納をしている人に多かったのは、「保存容器をよく使う時期と使わない時期で、収納スペースが無駄になるのがイヤ」という声。
また、「紙袋なら古くなった保存容器を処分しても、デッドスペースができないから便利」という意見もありました。

さらに、キッチンが狭く収納スペースが少ない場合でも、空いている場所に吊るせばOK。最近はショッパーをもらう機会が減りましたが、100円ショップでも丈夫な紙袋が手に入るので、気軽に取り入れられる方法です。

カゴに入れて収納

保存容器をカゴに入れて収納

「カゴに入れて布をかぶせて置いています。いろんな形の保存容器を使っているので、入れるだけで済むカゴ収納がラクなんです」(20代・2人暮らし)

「すぐ取れるように、かわいいカゴに入れて棚の上で“見せる収納”にしています」(40代・4人暮らし)

お気に入りのカゴやケースを使えば、キッチンのインテリアとしても活躍します。カゴ収納をしている人の中には、かわいい布をかけて中身を隠している人も多くいました。見た目の美しさと出し入れのしやすさ、どちらも叶う方法ですね。

すっきり収納できるおすすめの保存容器

アンケートでも多かった「スタッキングして収納している」という声を踏まえ、コンパクトに重ねられる保存容器や、フタをしたままでも積み重ねやすいアイテムをピックアップしました。

ガラスのように透明なプラ製密閉保存容器

Easy Clean
Easy Clean
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「TPX樹脂」という特殊樹脂を使用しているため、プラスチック製ながらガラスのような透明感を実現。変色しにくく、汚れも落ちやすい密閉保存容器です。フタをしたまま電子レンジで使えるのもうれしいポイント。
色は写真のブルーとピンクの2色展開。サイズは280ml、460ml、640ml、1L、1.3L、2.3Lがあります。

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調理にも使える保存容器

「like-it/ライクイット」調理ができる保存容器
「like-it/ライクイット」調理ができる保存容器
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パッキン付きでしっかり密閉できる保存容器です。電子レンジで調理した後、そのまま冷蔵や冷凍保存も可能。美しい透明感があり、食器代わりにそのまま食卓に出しても◎。色はクリア、グレー、グリーンのシックな3色展開で、サイズはS・M・Lの3種類です。

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ハリオのロングセラーアイテム

「HARIO/ハリオ」保存容器10点セット
「HARIO/ハリオ」保存容器10点セット
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耐熱ガラスメーカーHARIO(ハリオ)の保存容器です。250mlが4個、600ml・900mlが2個、1.4L・2Lが1個ずつの合計10個がセットになっています。サイズ違いでもうまく積み重ねられる設計。フタをしたまま電子レンジで使えるので、作り置きや残り物の保存にぴったりです。

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主婦の声、参考になりましたか?

今回は、キッチン収納の中でも特に悩みの多い「保存容器の収納」に注目し、主婦の声をまとめました。

まずは今使っている保存容器を整理することから始め、みんなのアイデアを取り入れながら、自分に合った収納方法を見つけてみましょう。少し工夫するだけで、出し入れもしやすく、見た目もすっきり。毎日のキッチン作業がぐっと快適になりますよ。

 

<調査概要>

  • 調査手法:オンラインアンケート
  • 調査期間:2023年10月2日(月)~2023年10月10日(火)
  • 調査対象:20代~60代の男女
  • 有効回答数:104人

ハウジーマガジン編集部

家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。




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