アツアツのオーブン料理をするのに、寒い季節に大活躍する「グラタン皿」。でもただグラタンを作るだけで使うのはもったいない!耐熱性のあるグラタン皿は、さまざまな料理に使用することができるとても優秀なアイテムです。 今回はグラタン、ドリア以外でのグラタン皿の使い方アイデアをほんの少しご紹介します。
オムレツやキッシュなどの「卵料理」に

グラタン皿は、オムレツやキッシュなど卵料理との相性抜群!
溶いた卵に具材や調味料を加え、グラタン皿に流し込んでからオーブンで焼くだけ!
あっという間に、朝ごはんにもぴったりな色鮮やかなオムレツが完成します。
忙しい朝に特におすすめです。
卵料理に適したグラタン皿は?
卵料理を作る際にフッ素加工のグラタン皿を使用すると、後片付けも楽ちんです!
家族分作って切り分けたりシェアするならスクエア型を選ぶとよいでしょう。
オーブンシェフ
アイテムを見る安定感を生かして「スープ皿」に

どっしりと重みがあり、安定感のあるグラタン皿。特に丸いグラタン皿は具だくさんのスープなど、汁ものにもぴったり。
シチューやポトフなど1人分ずつ盛り付けていただいたり、ポタージュにも。
重さもあって倒れにくいのでお子さまにも安心して使え、保温性が高く冷めにくいので、温かいスープを最後までおいしくいただくことができます。
シチューを作ってパイ生地でフタをし、オーブンで焼けばパイ包みのスープも簡単に作れますよ。
スープにぴったりなグラタン皿は?
スープにはやっぱり丸いグラタン皿がぴったり。グラタン皿には深めのものと浅めのものがありますが、深めのものを選びましょう。さらに持ち手のあるものなら、取り出しやすいので、他のオーブン料理を作る際にも活躍します。
丸利玉樹利喜蔵商店 グラタン皿
アイテムを見る野菜や肉、魚を「オーブン焼き」に

カットした野菜や肉・魚をグラタン皿に入れてオーブンで焼けば、簡単に「野菜のグリル」を作ることができます。
残った野菜を使った「野菜のグリル」の作り方
お好みの具材と肉(または魚)をカットしてグラタン皿に入れたら、塩こしょうをしオリーブオイルを回しかけます。オレガノなどハーブをのせたらあらかじめ温めておいたオーブンへ。
素材にもよりますが、20〜30分程度で、野菜や肉のうまみたっぷりのグリルが完成します。
冷蔵庫整理で残り野菜を使用して作っても、見た目はとっても豪華!
マスタードやマヨネーズ・ディップソースなど、お好みのソースを用意すれば、パーティーメニューとしても大活躍します。
「野菜グリル」にぴったりなグラタン皿は?
まとめて作ってシェアするなら大きめのグラタン皿にするのがおすすめ。
上の写真はポテトと相性のよいどっしりとしたブラウンの陶器製グラタン皿を使用していますが、野菜の色どりをみせる耐熱ガラス製も相性抜群。食卓が華やかになります。
「パイレックス」グラタン・ドリアオンザテーブル
アイテムを見る魚、肉のオーブン焼きぴったりなグラタン皿は?
魚のオーブン焼きに使うならスクエア型が使いやすくて◎。肉も固まり肉をそのままローストするなら、四角い方が使い勝手がよいでしょう。肉や魚のオーブン焼きは、高熱で焼く必要のあるレシピも多いので、耐熱性の高いセラミックなどを選ぶと間違いなし。
魚や肉料理はパーティにも映えるので、大きめグラタン皿をチョイスするとよいでしょう。
丸利玉樹利喜蔵商店「MIKASA」ラザニア皿
アイテムを見るホームパーティーにぴったりな「アヒージョ」に

とってもおいしい「アヒージョ」も、グラタン皿を使えばパパッと簡単に作ることができちゃいます!
パンやクラッカーと一緒にテーブルにサーブすれば、ワインなどお酒のおつまみにもぴったりです。
簡単「アヒージョ」の作り方
ニンニクや鷹の爪、細かくカットしたアンチョビとともにお好みの具材を入れ、塩こしょうをしたらオリーブオイルを具材が浸るまで加えます。後はオーブンやトースターで、オイルがグツグツとなり具材に火が通るまで加熱するだけ。
「アヒージョ」にぴったりなグラタン皿は?
少し小さめのものをセレクトするのがよいでしょう。
形はオーバル型のものは取っ手が斜めについていると、オイルがこぼれやすくなってしまうので注意が必要。
色はお好みで選んでOKですが、黒いスキレット風のグラタン皿が特におすすめ。食卓がしまってアヒージョの色どりが際立ちます。
甘くてアツアツ!「スイーツ作り」に
スイーツ作りにももちろん、グラタン皿が役立ちます。
カットしたパンを甘い卵液に浸してオーブンやトースターで焼けば、簡単にパンプティングが完成!
パウンドケーキも、型を使用せずグラタン皿で代用して作ることが可能です。
その他にもスイートポテトやシナモンロールなど、さまざまなスイーツ作りに活用することができますよ。
「スイーツ」にぴったりなグラタン皿は?
ガラス製のグラタン皿だとスイーツの華やかさがさらにランクアップしておすすめ。また、とりわけが必要なスコップ型ケーキやパイを作る場合はスクエア型の方がよいでしょう。
焦げやすい砂糖を使っているので、後片付けの手間を考えるなら、写真のようなフッ素加工のグラタン皿を選ぶのもひとつの手です。
こびりついた汚れ、焦げ付きをきれいに取る方法

グラタンはとてもおいしいですが、ホワイトソースやチーズの焦げがグラタン皿につくと、軽くスポンジでこすっただけではなかなか落ちず、きれいに洗えずに困る、なんて経験はないでしょうか。
「バターやオイルなどをグラタン皿に塗ってから具材を入れる」という方法もこびりつきを防ぐ方法として有名ですが、事前にオイルを塗ってから加熱しても、チーズや具材が焦げ付いたりこびりついたりしてしまい、なかなか簡単には落ちないもの…。
そんな、グラタン皿にこびりついてしまったソースやチーズ、焦げ付きですが、実は意外と簡単に落とせるんです!
グラタンを食べ終わったら、流しの中にグラタン皿を置いてグラタン皿に熱湯をはり、1時間ほどおくとチーズや焦げ付きが水分を含んで落としやすくなります。
食後すぐに片付けることができないのが難点ではありますが、熱湯に浸けておくだけで、それほど苦労せずに焦げやこびりついたソースなどをきれいに洗い流すことができるんです。
また、ちょっとお湯に浸けただけでは落ちないガンコな焦げは、大きめのボウルや鍋など、グラタン皿が入る大きさの容器に湯を張り、少量の酢をいれて30分ほど浸けることで、焦げを浮かしきれいにすることができます。
熱湯に酢を加えるのでちょっとお部屋に酢のにおいが広がりますが、酢の力でするっときれいに焦げを落とすことができ、強めの洗剤など薬剤を使うよりも安心なので、こちらの方法もおすすめです。
グラタン皿で熱々おいしい料理を作ろう!
グラタン皿はテーブルにひとつあるだけで、温かみを感じほっこりとした優しい印象のテーブルに仕上げることができるのも魅力です。
ぜひ今回ご紹介したポイントを抑えたお気に入りのグラタン皿で、毎日の料理作りに活用してみてくださいね!
