一人暮らしで部屋のスペースが限られていたり、雨の日などに室内で洗濯物を干さなければならないとき、 「どこで、どうやって干そう…」と悩むことはありませんか? 今回は、部屋や家の中の空間を上手に活用して、快適に室内干しをするアイデアをご紹介します。 ぜひ参考にしてみてください。
エアコンにポールを取り付けて干す
デッドスペースを活用しつつ、エアコンの風で洗濯物を早く乾かせるアイデアです。濡れた洗濯物を干すことで、乾燥しがちな室内の湿度を調整できるという一石三鳥の効果も。特に、エアコンをつけっぱなしにする真夏や真冬におすすめの方法です。
窓や出窓の枠を利用して干す
室内干しでも、洗濯物は日の光に当てることで抗菌効果が期待できます。そのため、干す場所は窓際がおすすめ。
そこで活用したいのが「窓枠」です。最近は、この窓枠を有効に使える物干しアイテムが豊富に登場しています。
さらに、窓枠用のフックや物干し竿は折りたたみ式のものが多く、使わないときはコンパクトに収納可能。ワンルームでも洗濯物が邪魔にならず、すっきりと部屋を使えるのもうれしいポイントです。
部屋の上の空間を有効活用して干す
壁の端から端までポールを渡して、物干しスペースにするのもおすすめのアイデアです。
部屋の一辺をまるごと洗濯物干しスペースとして使えるため、シーツやバスタオルなどの大きな洗濯物も室内で干せるというメリットがあります。
ワンルームの場合は、ベッド上のデッドスペースを活用すると生活の邪魔にならず便利です。ただし、濡れた洗濯物の水滴で布団が湿らないよう注意しましょう。
布団は湿気がこもりやすいため、晴れた日には窓を開けてしっかり換気し、湿気対策を行ってくださいね。
部屋のコーナーに突っ張り棒で干す
デッドスペースになりがちな部屋の角を、干し場所として活用するのもひとつの手です。斜めに取り付けられる突っ張り棒や、写真のようなコーナー対応の竿受けを使えば、部屋の隅にも物干しスペースを作ることができます。
さらに、窓に近い角やエアコンの下の角を選べば、風通しがよく乾きやすさもアップ。省スペースで効率よく干せる、一石二鳥のアイデアです。
部屋のコーナーで上下に突っ張って干す
天井と床で突っ張るタイプの物干しアイテムもおすすめです。上下に固定するタイプは耐荷重が大きく、洗濯物をたっぷり干せるのが特徴。倒れたり落ちたりする心配がなく、安心して使えるのもうれしいポイントです。
動線の邪魔にならない部屋のコーナーを活用できるため、子どもがいるご家庭にもぴったりの方法です。
ニッチスペースに突っ張り棒を渡す
部屋に壁の一部がくぼんだニッチスペースがある場合は、干し場所として活用しない手はありません。突っ張り棒を1本渡すだけで、簡単に物干しスペースが完成します。
ニッチスペースがない場合でも、廊下や階段の上の空間、洗濯機の上など、探してみると意外と突っ張れる場所が見つかるかもしれませんよ。
部屋の壁一面を室内干しスペースにする
家族の人数が多く、洗濯物の量が多いご家庭では、室内干しスペースをひとつの場所にまとめると床面積をとってしまいがちです。かといって、家の中のデッドスペースを点々と使うと、干したり取り込んだりする作業が手間になってしまうことも。
それなら、思い切って部屋の壁一面を物干しスペースに変えてしまうのがおすすめです。床と天井で突っ張るタイプの物干しを使えば、たくさん干しても倒れる心配がなく、安心して使えます。
折りたたみ式の室内干しを使う
折りたためる室内物干しを使う、王道のアイデアです。最近は、折りたたみ式の室内干しアイテムもどんどん進化しています。
たとえば、写真の「tower」のアイテムは、持ち上げることなく簡単に折りたため、使わないときはコンパクトに収納可能。口コミでも高く評価されています。
かわいい物干しを使って、インテリアにしてしまう
いろいろ工夫しても干し場所が見つからないというときは、いっそ物干しスタンドをインテリアの一部にしてしまいましょう。
デザイン性のあるアイテムを選べば、洗濯物もまるでオブジェのように見えて、気分も明るくなります。
干さないときは部屋を広く使えるように、折りたためるタイプかどうかもチェックしておくと安心です。
物干しの存在感ゼロ。部屋にワイヤーを使って干す

▲写真撮影:ayumi
インフルエンサーのayumiさんがおすすめしているのが、物干しワイヤーをあらかじめ壁に取り付けておくというアイデア。
取り付け作業の手間はかかりますが、物干し竿がインテリアの雰囲気を邪魔しないのが大きなメリットです。
使わない時はスッキリ!吊り下げ式の竿を設置する
見た目がスッキリして、部屋を広く使えるのが天井取り付けタイプの物干し。写真のような昇降式タイプなら、洗濯物を干すときだけ竿を下ろせて、普段は物干しの存在感をなくせるのがうれしいポイントです。
ただし、下地のあるしっかりした場所に設置する必要があり、取り付け位置の確認やDIYの知識が求められる点には注意しましょう。
窓際で手軽に。カーテンレールに掛けて干す
「ハンガーが掛けられる場所」として真っ先に思い浮かぶのが、カーテンレール。ただし、レール部分に直接洗濯物を掛けるのはNGです。重みでレールがゆがんだり、外れてしまうおそれがあります。
カーテンレールを利用したい場合は、レールの取り付け金具に引っ掛けられる専用アイテムを使って、 負荷を軽減しながら干すのがおすすめ。写真のようなハンガーを活用してもよいでしょう。
はさむだけで簡単!鴨居を使って干す
鴨居やドア枠を利用して干す方法です。鴨居は人の通り道なので、ハンガーキャッチを使うのがおすすめ。出っ張りをしっかり挟めるので、人が通るたびに洗濯物が落ちるというストレスもありません。
写真のように、ハンガーを2個使って間にポールを渡すことで、洗濯物をまとめて干せるのもナイスな点です。
デッドスペースを活用。ドアに掛けて干す
ドアを干し場所にするのもひとつの手です。 部屋に必ずあるドアを使えば、空間を圧迫しないというメリットがあります。
写真のように、ドアに引っ掛けるだけのフックを使えば、洗濯物がドアに密着せず通気性も確保できます。木製のドアでも傷めることがなく、洗濯物同士に適度なすき間ができるので、乾きやすいのもうれしい点です。
ちょい干しに。引き出しに掛けて干す
タンスや衣装ケースの引き出しを利用するアイデアです。「洗濯物があともう少し残っているのに、部屋にもう干す場所がない」という時でも、ちょい干しスペースを確保できます。
ただし、濡れた洗濯物を直接引っ掛けるのはNG。タンス表面を傷める原因になるので、写真のように引き出しから距離をとれるハンガーを使い、家具にダメージがないように干しましょう。
1つで2役。コートハンガーに干す
コートやジャケットを掛けるコートハンガーを、洗濯物干しとして活用するアイデアです。乾いたらそのまま収納できるので、ズボラさんにもぴったり。
洗濯物の湿気や重さを考えると、木製よりもスチール製のコートハンガーを選ぶのがベターです。
洗濯機の上の空間を活用。ランドリーラックに干す
洗濯機の上を収納スペースとして活用できるランドリーラック。バー付きタイプを選べば、洗濯物を干すスペースとしても使えます。
洗濯機から出した洗濯物をその場で干せるのもポイント。限られた空間を上手に使いながら、家事の時短にもつながるアイデアです。
部屋の生活感をオフ。浴室にポールを渡して干す
部屋に干すと生活感が出るのが気になるなら、浴室を干し場所にするのもおすすめです。 普段は人目につかない場所なので、部屋の見た目がスッキリするうえ、空間を広く使えるのもメリット。
ただし、お風呂掃除が行き届いていないと、壁の汚れや天井のカビが洗濯物に移ってしまうことも。清潔に保ちながら、安心して干せるようにしておきましょう。
隠し干しにも。浴室用の物干しアイテムを使って干す
少しだけ干したい場合は、浴室用の物干しグッズを使うのもおすすめ。壁にくっつけたり、タオルハンガーに引っ掛けたりするだけで設置でき、手軽に干せるのが魅力です。
インナーや下着など、目に入らないように隠して干したいときにもぴったりです。
シーツやバスタオルの大物は、くるくるハンガーで干す
室内干しで困るのが、シーツや大判のバスタオルなどの大物です。「シーツを干せる広いスペースがない……」と悩んでいても、あきらめる必要はありません。
写真のように、くるくると掛けていくだけで省スペースに干せるハンガーを使えば、広い場所がなくても干し場所を確保できます。
干す場所を工夫して、室内干しを快適に
室内干しで気になるのは、生乾きのニオイや湿気です。換気扇を使ったり、家にいるときは窓を少し開けたりして、湿気を抑える工夫をしましょう。
ご紹介した室内干しのアイデアやグッズを活用して、狭くてもあきらめずに、上手に洗濯物を干してくださいね。
