わが家では当たり前。でも他の家ではどうしてるの？ そんな「気になるよそん家事情」を解明すべく、主婦100人にアンケートを実施する企画。 タオルを干そうにも、どのアイテムを使って干すのが1番なのか、なかなか難しいところ。そこで今回は「タオルの干し方」についてアンケートを実施しました。
タオル、どうやって干してる？
それでは結果を見ていきましょう。
今回のアンケートでは全体の6割ぐらいの人が「ハンガー」を選んでいました。
人数が多かったのは「ピンチハンガー」や「物干しスタンド」。タオル専用ハンガーもあるのにもかかわらず、ピンチハンガーという答えが最も多い結果に。その理由、気になりますよね。
では、なぜそのアイテムを使ってタオルを干しているのか細かく見ていきましょう。
ピンチハンガーを使っている人の意見
今回、最も人数が多かったピンチハンガー。靴下や小物、下着などを干すものと思っていましたが……なぜ、ピンチハンガーでタオルを干しているのでしょうか？
「パラソルハンガーは場所を取るし、折りたたむときに1本1本収納するのが面倒ですが、ピンチハンガーはピンチの多いものを選べば省スペースでたくさん干せるので便利です」（40代・3人暮らし・子ども1人）
「タオル以外も同時に干せるから」（40代・4人暮らし・子ども3人）
「干す枚数が少ないので、他の小物と一緒に干しています」（70代・2人暮らし）
タオル専用のハンガーとは違い、タオル以外の小物も一緒に干せるという点は確かに便利。
「開いたときに１番場所を取らないため。」（40代・4人暮らし・子ども3人）
省スペースでたくさん干せる点を挙げた人も多数。狭い場所でも使い勝手がよい点が選ばれているワケになっているよう。
物干しスタンドを使っている人の意見
物干しスタンドは、自立していて洗濯物を干すハンガーやアームがたくさんあるのが特徴。コンパクトに畳めるアイテムもあります。一般的なスタンドのほか、パラソル型のものなど、よりタオルなどが干しやすいタイプも。
「使わない時は折りたためるので使っている」（30代・4人暮らし・子ども2人）
「省スペースで速く乾く上にたくさん干せるから」（40代・4人暮らし・子ども2人）
「冬は室内干しでないと乾かないので、暖房器具の近くで干す必要があるため」（40代・2人暮らし）
「天気を気にしなくていいし、花粉やPM2.5の時期は洗濯物に付いてほしくないので部屋干ししています。パラソル型の物干しスタンドは、干すときにくるくる回せて自分が動かなくて済むのが便利です」（30代・3人暮らし・子ども1人）
「ハンガーが回るので、自分は動かず作業できて、ラクです。Tシャツや下着、時にはセーターなど多くの洗濯物を一緒に干します」（50代・4人暮らし・子ども3人）
パラソル型の物干しスタンドは、タオルがたくさんあっても自分が動かず干せるのが便利だそう。サイズが大きい分、さまざまな洗濯物を一気に干せるという声も上がりました。
パラソルハンガーを使っている人の意見
パラソルハンガーは、傘の骨組みのように複数のアームが軸から伸びているハンガー。アンケートでは22人が選び、全体で見ても3番目にランクイン。同じパラソル型の物干しスタンドとは何が異なるのでしょうか。
「たくさん干せて、タオルとタオルが引っ付きにくいので乾きやすいのが気に入ってます」（30代・4人暮らし・子ども2人）
「外で使用する時、風を受けて乾きやすいから」（30代・3人暮らし）
「屋外で干すときはパラソルハンガーを使っています。省スペース、乾きやすさ、たくさん干せる、の3つの理由で使っています」（40代・4人暮らし・子ども2人）
パラソルハンガーにタオルを干すと、通気性がよく乾きやすいという声が多くみられました。同じパラソル型でも物干しスタンドは部屋干し、パラソルハンガーは外干しと使い分けている人も。
タオルハンガーを使っている人の意見
選んだのは11人と、意外にも少なかったタオル専用のハンガー。
「一人暮らしのときに部屋が狭かったので、カーテンレールに取り付けられるタオルハンガーを使っていました。エアコンの風に当てるとすぐ乾くので今も重宝しています」（20代・2人暮らし）
「リビングに干すので、ハンガーの方が使いやすいから」（40代・2人暮らし）
タオルハンガーは、移動がラクにできて室内で使いやすい点に魅力を感じている人の声が目立ちました。
その他の意見
少数派にはなりますが、その他の意見も見てみましょう。
「家族が多く、バスタオルはタオルスタンドに干しています」（40代・4人暮らし・子ども3人）
「バスタオルは、物干し竿に直接干しています」（40代・3人暮らし・子ども1人）
「パラソルハンガーを使ってた時があったが、場所を取るから、普通のハンガーに干すようになった」（40代・3人暮らし・子ども1人）
タオルスタンドや物干し竿、衣類用ハンガーに干しているという意見が見られました。ライフスタイルの変化に合わせて、干すアイテムが変わってきたという声も。
何も使っていない人の意見
さて、ここまではタオルを干すときに何かしらアイテムを使っている人の意見を見てきましたが、実は「何も使っていない」という声もありました。
「タオルはタオルだけで洗濯するため、乾燥機を使っています。ボタンひとつで洗濯から乾燥できて、ふんわり仕上がります」（40代・2人暮らし）
「乾燥機以外で干すと肌触りが良くないし、梅雨の時期などは臭くなりやすいから。タオルを干さなくていいだけで、洗濯物の量も減るし、洗濯がずいぶん楽」（40代・4人暮らし・子ども2人）
乾燥機を使うと、干す手間がない上、天気や干し場所の問題を考えなくてよい点が魅力という声があがっていました。タオルは乾燥機で、と決めてる人が一定数いる様子。
主婦の声、参考になりましたか？
今回は「タオルの干し方」に着目して、リアルな主婦の声をまとめてみました。
アンケートの結果から、ハンガーの中でもピンチハンガーが好まれるのは、省スペースで済むことと、手軽に持ち運びできることという2つの理由が考えられそうです。
また、タオル以外の洗濯物も一緒に干せるアイテムを活用している人が多かった点も印象的でした。
タワー型室内物干し
アイテムを見るコレ！という正解がないからこそ、気になるよそん家事情は参考になるかと思います。
ぜひ自分のおうちにピッタリの方法を見つけてくださいね。
＜調査概要＞
- 調査手法：オンラインアンケート
- 調査期間：2022年9月8日（木）～2022年9月19日（月）
- 調査対象：20代～60代の男女
- 有効回答数：103人
