わが家では当たり前。でも他の家ではどうしてるの? そんな「気になるよそん家事情」を解明すべく、主婦100人にアンケートを実施する企画。 料理に欠かせないものといえば「フライパン」。でも大きさや数がまちまちで収納方法に悩むアイテムです。 そこで今回は「フライパンの収納方法」についてアンケートを実施しました。
フライパン、どうやって収納してる?

今回のアンケートでは「収納ラックを使って立ている人」が全体の約4割と最も多い結果に。次いで「収納ラックを使わず重ねている人」が2位。「吊るしている人」が3位という結果でした。
キッチンのシンクやコンロ下の収納スペースは、引き出しか両開きタイプがほとんどですよね。両開きタイプの場合は、収納ラックを使ってフライパンを横置きにするしかなさそうですが、意外にそうしているという人は少ないことが判明。最近の住宅事情から、昔ながらの両開きタイプは激減しているのかも?
収納方法の多い順に、フライパンの収納事情をくわしくみていきましょう。
フライパンを「収納ラックを使って、立てて収納」してる人の意見

「フライパンを立てて収納すると片手で取りだせるのが便利です。立てずに重ねると、取り出すときにかがんで両手で発掘しないといけないので」(30代・3人暮らし)
「コンロ下に収納ラックを使って収納しています。サイズごとに分けているので、調理時に探しやすいのがいい」(20代・4人暮らし)
「収納ラックを使うと、収納できるフライパンの数が決まるので、モノが今以上に増えないよう気を付けています」(30代・4人暮らし)
フライパンを片手で出し入れできたり、腰をかかめず立ったまま取り出せるところにメリットを感じている様子。コンロ下の引き出しは少し深さがあるので、収納ラックはこの空間を上手に使うカギになっているようですね。
また収納ラックは、仕切りの数以上にフライパンや鍋が収納できない点が使いづらいように思いますが、だからこそモノが増えすぎないよう管理できるという意見も見られました。
「ラックを使わず重ねて収納」してる人の意見

「取っ手のとれるフライパンを、カゴに入れて収納しています。大きさ順に重ねると、深さに合わせてたくさん入ります」(30代・5人暮らし)
「立てたり吊るしたりして収納していたこともありまししたが、フライパンの種類が増え、重ねないと収納できなくなりました」(30代・4人暮らし)
「水切りカゴの上にラックを設置して、そこに重ねて収納しています。2つしかフライパンを持っていないので、収納したまま乾燥できて便利です」(30代・2人暮らし)
重ねて収納している人からは、たくさんのフライパンを収納できるからという意見が多くみられました。ただいくつも重ねると、下のほうのフライパンを取り出すときはちょっと大変という声も。
一方でフライパンの数が少ないから重ねて置いている、という声もみられました。ラックを使うまでもない場合は、一番手軽な収納方法といえますね。
「吊るして収納」してる人の意見

「換気扇の端にマグネットフックを付けてそこに吊るしています。毎日使うので、いちいちしまうのが面倒だし、吊るしておけばすぐ取り出せるから。フライパンを洗った後、サッと軽く拭いてかけておくだけで、乾燥もできるので便利です」(30代・2人暮らし)
「よく使うフライパンはすぐ出番がくるので片付ける間がないのが現状。すぐ取れるように、吊るして収納しています」(30代・3人暮らし)
「鉄フライパンを使っているので、通気性を保ちながら収納するため」(30代・4人暮らし)
吊るして収納している人は、すぐ取れるからという理由が大半。大きなフライパンは引き出しにしまっているけど、お弁当作りに使う小さなフライパンは吊るしているという声も。少しでも家事の時短ができるように工夫している様子がうかがえました。
また鉄フライパンは他のフライパンと分けて、吊るして収納しているという声もちらほら。鉄フライパンはサビ予防に油を塗っておく必要があるので、吊るしておけば収納場所が油でベタつくことも防げますね。
「その他の方法で収納」してる人の意見

「書類などを入れる収納ケースにひとつずつ立てて収納しています。フライパンも倒れたりせず狭いスペースでもすっきりと収納できています」(50代・3人暮らし)
フライパン専用の収納ラックを使っていないおうちでは、「書類ケース」を使ってフライパンを立てる収納方法が人気でした。排水管が邪魔になりがちなシンク下でも、空いているスペースに合わせてスリムに置けるところにメリットを感じているよう。

「いつもコンロそばに立てかけています。フライパンをよく使うので、いちいち収納するのが面倒くさいので」(40代・2人暮らし)
持っているフライパンが少ない場合や、よく使うフライパンが決まっている場合は「出しっぱなし」にしているという声も。コンロの上に置いたり、コンロそばに立てかけたりしておけばすぐに料理にとりかかれますよね。
みんなが使っている、フライパンを収納するためのアイテム
フライパンを収納するのに「どんなアイテムを使っているのか」についても気になるところ。そこで、今回のアンケートでは、実際使っているアイテムも教えてもらいました。その声をもとに、フライパンの収納アイテムをご紹介します。
フライパンを立てて収納するアイテム
フライパンを立てて収納している人からは、使っているアイテムについてこんな声があがりました。
「自分の持ってるアイテムに合わせて一つひとつ幅を調整できます。引き出し収納の幅に合わせて伸縮できるところも使ってよかったところです」(40代・4人暮らし)
「持ち手受けがあり、上に持ち手がくるので使いやすいです」(30代・4人暮らし)
キッチンの収納スペースや使い勝手に合わせて選んだという声をもとに、使っている人が多かったアイテムをピックアップしました。
引き出しの幅や収納するフライパンに合わせて、仕切りの幅を変えられるフライパンスタンド。引き出し内に無駄なスペースをつくりません。フライパンの他、鍋や鍋フタもまとめて収納できます。
持ち手受けがあり、フライパンの取っ手が上に向く設計。忙しい調理中でも、片手でラクに取り出せます。他のトトノシリーズと組み合わせれば、引き出し内をより使いやすく整えることができます。
フライパンを吊るして収納するアイテム
コンロ周りに吊るす収納アイテムを使っている人からはこんな意見が出ていました。
「フライパンをかけても、とれることなくしっかりしているので安心して使えます」(40代・4人暮らし)
「使うフライパンが決まっているので、フックで吊るしておくと出し入れしやすいです」(40代・3人暮らし)
フライパンを吊るす際は、安定感と取りやすさがポイントになっているようですね。アンケートの声から、人気のアイテムをセレクトしました。
レンジフードに引っ掛けるだけで浮かせる収納ができるフック。しっかりしたスチール製で重さのあるフライパンも安心して掛けられます。
貼ってはがせるフィルムタイプのフックです。耐荷重は約3kgでフライパンも掛けられる丈夫さが魅力。
フライパンを1つずつ入れて収納するアイテム
フライパンを1つずつケースに入れる場合、使うアイテムは100均の書類ケースが人気でした。ただ、こんな意見も。
「最初は100円均一の収納ボックスを使っていましたが、見た目に生活感がでるので高品質の材質に変更。見栄えがよくなりました」(40代・3人暮らし)
見た目や耐久性にこだわって買い替えたという人の声をもとに、人気アイテムをセレクトしました。
引き出し内はもちろん、コロ付きで手前に引き出せるので、扉タイプの収納スペースにもおすすめ。フライパンのフタも、サイドのスリットに取っ手を引っ掛けて、すっきり収納できます。
主婦の声、参考になりましたか?
今回は「フライパンの収納方法」に着目して、リアルな主婦の声をまとめてみました。
それぞれのライフスタイルやキッチン事情に合わせて、フライパンの収納方法を工夫している様子がうかがえました。
コレ!という正解がないからこそ、気になるよそん家事情は参考になるかと思います。
ぜひ自分のおうちにぴったりの方法を見つけてくださいね。
<調査概要>
- 調査手法:オンラインアンケート
- 調査期間:2023年3月23日(木)~2023年3月31日(金)
- 調査対象:20代~60代の男女
- 有効回答数:117人
